≪東方養生功≫の来歴

 

 東方養生功の来現は、佛家気功“禅宗静養功”に始まる。“静極生動”体内の気を静かに極めれば自発動功を激発させる事が出来て、その動きの形が東方養生功の基本の姿勢、姿態になっている。そのポーズの中の站功が、袁系二代目、三代目の修練により更に深められて超能力の硬気功、軽気功までに発展した。袁系四代目からその歴史の流れを静→動→医→健の形に完成させて、世間に秘法が公開されることになった。

 

 

 

始導 海丘法師     

 

 1640年頃(明代の末)佛家気功の“禅宗静気功”“禅宗内養生功”を1900年頃(清の末、光緒26年)に継承(日本に初めて気功を伝えたと言われる)、渡日帰国後に河北省永清寺方丈となった。(毎晩、静気功を“静座”のまま臥睡せず明朝までという修行を続け終年至る。)

 

 

二祖 袁炳輝

 

 河北省“滄州”(高名な武術家が輩出した名高い土地)に生まれ、幼少期から武術を学び、少年期には武才武芸で有名になる。18歳のとき海丘法師に師従。站功、武術気功、禅宗静気功など造詣深く、硬気功“袁氏気功”を大成させた。

 

 

三祖 袁培禄 袁氏気功 2代目

 

 5歳から父師に武術気功、拍打功など訓練され、長年の修業や静功站功から“静極生動”の内気を体内循行させ、時には体が羽毛の様に浮く、時には鋼鉄のように強くなる“軽気功”“硬気功”を深める。更に“禅宗静養功”から“調息法”“自療術”などの強心健体法を創造し、医療の領域に発展させた。

 

 

四祖 袁錫印

 

 幼い時から先祖代々の長い年を経て成熟された気功を継いで、更に厳しい訓練を受け、1978年に《北京・東方気功団》(袁系一族約20名の団員、子孫各々特技を持つ)を結成する。中国唯一の大型硬気功(軟気功、軽気功)表演団である。中国政府対外文化交流部に文化交流大使として世界に巡演し、その“神奇絶技”は訪問国を驚嘆させ、気功の素晴らしさを世界(日本含む)に広く知らせていった。現代中国気功界の巨匠である。またその実力は科学、医学の領域からも注目され、気功と人体の潜在能力は、研究の対象となった。

 

袁錫印師匠は生前、中国政府の科学研究会名誉理事、中国馬王堆気功学院名誉教授、河南嵩山少林寺気功顧問など数々の重役を任命された。

先祖代々(口述伝下)より受け継がれて来た秘法を整理し分類した(※硬気功、軟気功、軽気功、養生功、健身功、静功)。武術館を設立して、東方養生功を基礎功として、初めて袁系以外の人々に公開、伝授した。(第1期生は台湾16名中医骨傷科医師団)

 

“北京・東方気功団”気功の種類 

硬気功:《周身硬如鉄板》体中の“気”を一ヵ所に集中するこの気の力の作用は、レーザー光線と同じような常人の数十倍~百倍ものエネルギーを瞬間的に生み出す事が出来る。

例:手力で石を割り、頭突きで石碑も真っ二つ、喉に力を集中すれば、槍でつかれても、荷台に人を満載した中型トラックで猛スピードで“臥体”をひかれても負傷せず対応できる。

 

軽気功:《騰空飛天》気を督脈に沿って頭頂の百会へ運び、体の重量を浮かせる。

例:両手に水入りのバケツを水平に持ち、紙の橋を渡り、玉子の上を歩く事ができる。

 

軟気功:《以柔尅鋼、剛柔相済》気を丹田に貯め、外部からの圧力と刺激に軟らかく対応できる。 

例:腹部に重圧を加え、鋭刃の上に腹臥するなど(軟気功の中に硬気功も含まれている。)袁氏東方気功団は表演項目が五十余りもある。多くが家伝の秘宝絶技である。自作自演、演技者はすべて袁家一族に限られる。袁錫印師はこの神秘的“絶技”は指導者に就き当を得た訓練法に努力、長期間厳しい訓練に耐えさえすれば誰でもできる。と、そう語った。

現代科学、医学では信じられない人間の潜在能力が袁氏東方気功団によりその真実が世界を驚かせ、研究の道へと導いた。

東方気功団の表演はすべて東方養生功が基礎となっている。

 

 

 

 

五代目 何雲

 

 1998年に中国政府対外友好文化交流部の紹介により東方養生功の師尊袁錫印氏との縁が結ばれ、弟子何雲として家系譜に署名、袁系剣を授与されるなど入門儀式が行われ、東方養生功の伝授が始まる。翌年、東方養生功の五代目の継承者となり使命を背負う。

 

 東方養生功に誇りを持ち、自ら奥儀を追求し、日々研鑽を積むと共に、正しく教える、しっかり守る、人々の健康のために決意を固め、現在に至る。

 日本中医学気功振興会を設立し、東方養生功を一般教室、講師クラス、集中講座などを通し伝授している。また、社会の医療、企業、教育、福祉、金融各分野にもセミナーを通し普及し、長年に渡り日本、海外にも影響を及ぼしてきた。それらは高い評価を受けている。また、本会で育成された気功講師達の活躍、努力により東方養生功はますます多くの人に愛用され、気功受講生は今も尚増え続けている。

 

 2004年に東方養生功は名古屋大学医学部保健学科グループにより研究され、その結果、有酸素運動、コーディネーション運動、ストレッチ運動、レジスタンス運動等の要素を満たし、健康維持、増進に優れた有効性を持つことを発表した。スポーツ医学の分野でも証明された。

 

 2010年に東方養生功は中国北京での世界医学気功学会(世界医学気功学術団体)にて優秀功法として認定された。また、学会にて発表、表演し、世界からも大きく注目され脚光を浴びた。

 東方養生功の着実な推進のために尽力している。